ヤスリで作るナイフメーキング肉体労働編 15

back

next

#98
ファスナーピン・ソングホールパイプの接着。

接着剤は2液混合のエポキシ接着剤を使います。
瞬間接着剤は作業中に硬化するので使わない方が良い。
硬化時間を早める時はコーヒーメーカーの上などに置いておくと
一時間ぐらいで硬化します。

注意しなければ成らないのは自然の物は暖めると
膨張したり変形する事が有るので出来るだけ
自然硬化をお勧めします。

#102
スティックでの研磨。
#101で解説したので此処では特に説明が有りません。

耐水ペーパーで研磨しているので水を付けながらの
方が良いと思うかもしれませんが、ハンドル研磨中は一切水を
使いませんハンドルに水が染みこんで膨張して乾燥後に
縮む事があるので。
又、ハンドルをバイス等に固定するときはバイスとハンドルの
間にクッションを入れる事も忘れずに。

#100
ピン断面の傷を取る。

スティックに300〜400番ぐらいのペーパーを巻きハンドルを
削らないようにペーパー掛け。

面が均一に成ったらハンドル全体にヒルトも含めペーパー掛け
しておきます、
此処でも注意しなければ成らないのは
ピンとハンドルは固さが違うので注意、注意です。

back

#99
中目鑢で余分なピン・パイプを削り落とす。

ピントとハンドルの固さが違うので鑢が滑ると大変
丁寧に、丁寧にが基本です。

鑢の幅は、あまり大きな物は避けて使用する
削っている面が見えないのでハンドルごと、削る事が
良くあります。

next

#101
ハンドル内側の研磨。
内側には緩いアールを付けるので短冊に切ったペーパー
で研磨、耐水ペーパーは長持ちしないので出来れば
布製の鑢が良いと思います。

スティックにペーパーを巻いて研磨しても良いのですが
結構ペーパーが無くなります。

此処でも注意するのはハンドルとタングの固さの違いです。

#103

#104

ペパー掛け完了
途中の作業は同じなので写真は有りません
現在の仕上げは2000番です。

艶を出さないのなら此処まで仕上げずに
1200番位で完了するのも良いかと。

沢山のペーパーを使うので、どちらか良い方を
選んでください。

 ハンドル内側のペーパー掛け完了
固さの違う部分を磨くので、どうしても段差が
出来ますペーパーの掛け方なども工夫しなくては行けない
ところです。

参考に成らないかもしれませんが、PARK SIDEは
硬い方から柔らかい方に向かって掛ける様にしています。