ヤスリで作るナイフメーキング肉体労働編 15
#102
スティックでの研磨。
#101で解説したので此処では特に説明が有りません。
耐水ペーパーで研磨しているので水を付けながらの
方が良いと思うかもしれませんが、ハンドル研磨中は一切水を
使いませんハンドルに水が染みこんで膨張して乾燥後に
縮む事があるので。
又、ハンドルをバイス等に固定するときはバイスとハンドルの
間にクッションを入れる事も忘れずに。
#100
ピン断面の傷を取る。
スティックに300〜400番ぐらいのペーパーを巻きハンドルを
削らないようにペーパー掛け。
面が均一に成ったらハンドル全体にヒルトも含めペーパー掛け
しておきます、此処でも注意しなければ成らないのは
ピンとハンドルは固さが違うので注意、注意です。
#99
中目鑢で余分なピン・パイプを削り落とす。
ピントとハンドルの固さが違うので鑢が滑ると大変
丁寧に、丁寧にが基本です。
鑢の幅は、あまり大きな物は避けて使用する
削っている面が見えないのでハンドルごと、削る事が
良くあります。
#101
ハンドル内側の研磨。
内側には緩いアールを付けるので短冊に切ったペーパー
で研磨、耐水ペーパーは長持ちしないので出来れば
布製の鑢が良いと思います。
スティックにペーパーを巻いて研磨しても良いのですが
結構ペーパーが無くなります。
此処でも注意するのはハンドルとタングの固さの違いです。
#103
#104
ペパー掛け完了
途中の作業は同じなので写真は有りません
現在の仕上げは2000番です。
艶を出さないのなら此処まで仕上げずに
1200番位で完了するのも良いかと。
沢山のペーパーを使うので、どちらか良い方を
選んでください。
ハンドル内側のペーパー掛け完了
固さの違う部分を磨くので、どうしても段差が
出来ますペーパーの掛け方なども工夫しなくては行けない
ところです。
参考に成らないかもしれませんが、PARK SIDEは
硬い方から柔らかい方に向かって掛ける様にしています。